Jr.担のすゝめ
今、デビュー組を応援しているジャニヲタのみなさん。
いつもバックで踊っていたり、ちょくちょくインタビューで名前が出てきたりする「ジャニーズJr.」という存在をきっとご存じだろう。
「Jr.担は沼」という言葉も聞いたことがあるかもしれない。
今日はあたしが実際にJr.を応援してみて、デビュー組担がJr.担をやるときに知っておくとグッズのクリアファイルぐらいには役立ちそうなことをまとめたいと思う。
ちなみにグッズのクリアファイルはビニールを開封しないため役立つと感じたことはない。
非ヲタのクラスメイトがNEWSのシングル「ONE -for the win-」を買ったらしく特典のクリアファイルを学校で普通にプリント入れるために使っていて、
「ファイルは紙入れるためにあるんじゃないよ!?飾ったり眺めたりするんだよ!?」と言ったらけげんな顔をされた。
閑話休題。
一、Justいましかない
ジャニーズJr.という立場はとても不安定だ。
未来はまったくといっていいほど見えない。
昨日まで元気にアイドルしていた彼の名前が、今日のJ-webにはない。
ずっと一緒だと思っていたユニットが、気がつけば自然消滅している。
デビューしてからメンバーが抜ける例もなくはないが、明日手越裕也と錦戸亮と亀梨和也でユニットを組むことはたぶんないだろう。(感じるままにYOU&J)
Jr.にはそれが普通にある。
すべてのユニットが、今しかないかもしれないのだ。
大好きだった人がいなくなったり、大好きだったシンメやユニットがなくなったりすることは受け入れがたいこともある。
それでも今大好きな人がいる当たり前じゃない場所は、いつの間にか大好きになっていく。
きっとそうやって、デビューすることになったユニットも時間をかけて受け入れて、「この○人でよかった」と言えるようになるんだと思う。
そして、今だけかもしれない彼と、彼のいるくくりを好きになってしまったら、先のことは考えていられない。
明日も明後日もずっと彼がいてくれるか、彼の隣に同じ人がいてくれるかわからないのだ。
「大好きなきしれんもじぐれんも今年の夏だけかもしれないの!?チーム者もチーム覇もなんでこの夏のEXシアターにしかいないの!?ありえない!!1、1、1・・・(ジャニショでボールペンを無意識に走らせながら)」
正直つらい。きつい。
でもめっちゃ楽しい。
今しかないからこそ必死に好きでいられる。
そして一緒に活動する仲間が変わるということは、それだけ新たなコンビを見られるということだ。
デビュー組には新しい組み合わせはなかなか訪れない。
何年も何十年もそのグループで一緒にいる(いやいてほしいけど。過半数割れないでほしいけど)。
自担のいろんな顔が見られるのだ。
だんだん仲良くなっていく様子がわかるのだ。
それがすごくおもしろい。
また、Jr.が歌い踊るのを見るには現場に入るか少クラを見るかしかない。
CDとして音源化、DVDとして映像化されないからだ。
現場の1つ1つがその瞬間に消えゆく、今しかないものだ。
一瞬一秒たりとも見逃したくない、後悔なんてしたくない。
もちろんデビュー組の現場も今日は今日の1度きりだけど、より切実な思いで応援できるのはJr.なのだ。
一、君のために僕がいる
一、KANSHAして
Jr.という不安定な立場だと、雑誌に載るだけでうれしくなる。
デビュー組、特に人気があったり歴が長いGは、CDを出すのもバラエティやドラマや映画に出るのも雑誌に何ページも載るのも、慣れて当たり前のように感じてしまい、発表されたところで「ふーんまたか」と思うだけになっていく。
だがJr.が地上波の番組に出ると、「ああ全国に見つかっちゃう!!どうしよう大丈夫かな噛まないかな緊張する!!」と大騒ぎしてしまう。
自担永瀬廉くんがMステにメインで初登場した今年の8月21日、緊張しすぎて37.4度の熱を出してしまったほどである。(廉ではなくあたしが出したのだ)
Mステで好きな人がしゃべって歌うだけで緊張して手汗を1リットルかいたのはキンプリが初めてだった。
大切な夏の思い出となった。
仕事1つもらえるだけでも当たり前じゃない喜びと感謝。
大事なことをJr.に思い出させてもらった。
一、ガンガンガンバッテ
Jr.のレギュラー出演している「ガムシャラ!」という番組がある。
とてもおもしろくて笑いすぎて顔と腹の筋肉が鍛えられて小顔&くびれ効果のある番組(効果には個人差があります)なので興味があれば見てみてほしいのだが、あたしがしたいことは番宣ではない。
Jr.は常にガムシャラだ。
この番組だけの話ではなくいつも必死だ。
デビューしたから必死じゃないということはないだろうが、若さや焦りからくる一所懸命さはデビュー組には感じにくい。
まさに「青春」というかんじなのだ。
今年の夏に彼らが刻んだ青春の1ページは、甲子園球場に負けないくらいEXシアターを熱くした。
Jr.ががんばっているのは夏のEXシアターだけじゃない。
青春しているのはチーム者だけじゃない。
こちらの胸に痛いほど突き刺さる全力さに、いつもはっとさせられる。
人の後ろで踊って、照明が当たらないこともある。
自分の同期や後輩がデビューしたり、自分より前で踊っていたりする。
やめたくなる日もあるはずだ。
それでもすべてにまっすぐぶつかる、まぶしい光を放つ存在。
それがジャニーズJr.なのだ。
物も言えずに辞めてしまうこともある。
そんな突然の別れも含めて先が読めないからこそ、今日を、今をガムシャラにがんばる彼らの一瞬一秒が輝いて見える。
一、Happy Happy Greeting
デビュー組を応援していてJr.担になるとき最大のカルチャーショックはこれだろう。
「自担がいるかどうかは幕が開けるまでわからない」
Jr.がメインのコンサートですら「出演者は変更になる場合があります」の一言で文句は言えなくなるヲタク。
ましてやJr.の本分は先輩のバックなのだから出演者の発表などされない。
「たぶんこのGのバックにつく」と予想してコンや舞台のチケを取る。
そんな事務所が他にあるだろうか。
グループ名がツアータイトルに銘打ってあることが恵まれていることなんだと気づく。
「自担と絶対に会える現場」はデビュー組の特権だったのだ。*1
しかし、誰が誰のバックにつくかわからないということは、好きな人が好きな人のバックにつく可能性も0ではないということだ。
実際母はいちばん最初に好きになったジャニーズ・マッチ先輩のバックにいちばん最近好きになったジャニーズ・阿部顕嵐がつくというジャニヲタドリームを今年叶えた。
また、Jr.が自分たちのコンサートや少クラで歌うときは、自分たちの歌も衣装もほとんどないため、デビュー組のお下がりを着てデビュー組の歌を歌う。
自担の衣装のお下がりを自担が着たり、自担の曲を自担が歌ったり(「自担」言いすぎてよくわからない。理解の範疇を超えてる中島健人の言ってることぐらいよくわからない)しているときの感慨はひとしおだ。
Jr.オンリーよりも掛け持ちのほうが幸せの可能性が広がるような気がする。
1つ弊害なのは、曲を知りすぎて条件反射的にコルレスを完璧にできると、周りが誰も言ってないところで「フッフー!」とか言ってしまうかもしれないことぐらいだろう。
(あたしはよくある。スマの曲は若い子知らないから特によくある。ちなみにあたし現役JK。)
こんなかんじでお送りしたJr.担のすゝめ、少しはJr.を応援する魅力をお伝えできただろうか。
とりあえず、とっても楽しいのが伝わればいいなと思う。
さあそこの「Jr.担おもしろそう!」と思ったあなた、まずは尊先に自担を挙げてくれている子なんかを見つけてチェックしてみては?
*1:大体セクシーゾーン事件は除く。