なにわの皇子様からMr.Kingになったあなたへ
永瀬廉くんへ。
この1年はあなたにとってどんな1年でしたか。
大事な仲間が夢を追いかけて旅立って、
東京に引っ越して関東Jr.と仕事をして、
関西Jr.にいたころのユニットはなくなって、
今まででいちばん忙しい夏を過ごして。
新年の目標に、「まいジャニコンvol.5」を掲げていたことを覚えていますか。
今年の夏には、「キンプリの6人でもっとコンサートがやりたい」と言っていましたね。
そして今は、「Mr.Kingの3人でコンサートやってみたい」と言いましたね。
あなたはいつでもちゃんと今を見て、そのきれいな瞳をキラキラさせてこれからの話をしてくれます。
コンサートを大事にしてくれてるのも伝わってきます。
あなたに初めて会えた夏の日、EXシアターで、あたしの夢がひとつ増えました。
いつかあなたの誕生日を、「ファンの子(関西イントネーション)」5万人の空間で、ペンラの海になってお祝いしたい*1。
そのために、絶対デビューしてほしいです。
だからあなたには、もっと強くなってね、と言いたい。
あなたが、前を向くためにたくさんの、本当にたくさんの努力を重ねながら、それでも過去を、関西を大切に思ってくれているのは知っています。
あたしだって前を向こうとしてるのに大好きなものを思い出させないで、と言いながら、
それでもあたしと一緒なんだと思ってうれしかった。
東京に引っ越したときはあっという間に標準語になっちゃうかと心配だったけど、むしろ関西弁が強くなった気がするのも愛おしいです。
関西にいるときのあなたが大好きで、そんな声はあなたにも届いてしまう。
でもあたしは、東京に行って、「俺がMCがんばらな」「もっと歌うまくなりたい」「仲間と比べてダンスあかんように見える」ってがんばって、どんどん自分を磨くあなたも大好きです。
あなたがどこにいようとあなたが大好きです。
だから気にしないで。
優しすぎるあなたは、クリエAのとき*2もキンプリのときもMr.Kingの今も、周りのファンやJr.のことを見てくれるから。
推されることで、先輩よりも前で歌い踊ることが増えたけど、外野の言葉はシカトして「自分が1番だ、先にデビューするのは自分だ」って思っていいよ。
そして、もっと弱くていいよ、と言いたい。
いろんなことを思っているだろうけれど、「男らしさ」を大事にしているから、全部は言ってくれない。
弱音を吐いてもいいよ。
あたしだってさんざん弱音吐いてるのに、それがあなたの荷物を増やしているかもしれないのに。
ファンが何を言ったって、事務所の決めることを変えるなんてできないから、自分が流されないで振り落とされないでついていくだけでも大変なんだから。
その細い、でもすごく頼もしくなった背中に背負うその荷物を少しあたしにください。
あたしなんかに頼れないなら、大切な仲間にこれからも相談してください。
あなたがいなくなった関西でセンターを務める大吾くんは、強くて器の大きい人です。
いつもあなたの隣にいる紫耀くんは、したたかで頭のいい人です。
人見知りだというあなたに、ずっと前からいる仲間と、新しくできた仲間はもうたくさんいます。
ライバル?そうかもしれません。
だけど助け合える仲間です。
宝物だから大切にしてね。
あなたが初めて目標の先輩に「嵐の櫻井翔くん」と答えたTVぴあを見てうれしかったのは、自担の名前だからだけじゃありません。
いろんなことを全力でやるけどいちばんMCやトークをがんばりたいと思っていることが伝わってきて、やっぱりあなたは関ジュが原点で、かつ自分の今の役割をわかっているんだなあと感じたからです。
あたしと同い年のあなたにいつぞや親近感を持って、「廉ちゃんかわいい♡好き♡」と思っていました。
それが、どんどん努力でスキルを上げて成長し続けるあなたをいつの間にか「かっこいい」と思うようになって、もっと好きになりました。
素直で不器用で真面目で努力家なところは、大好きだけどたまに心配になります。
めまぐるしい環境の変化についていけないと思っちゃうけど、その真ん中にいるあなたはあたし以上にきっと傷ついたりつぶされそうになったりしてるよね。
振り返らないで今だけを見よう。
でも今までを忘れないで、関西ジャニーズJr.だったことを誇りにしていてください。
あたしはそれで十分うれしいです。
あたしも、きっとずっと好きでいる。関西にいたあなたも。
なにわ皇子だったあなたは、もういません。
どんどんかっこよくなっていくMr.Kingのあなたは、関西だけじゃない、ジャニーズJr.の最前線に立つ存在になりました。
その立ち位置も、今のユニットも、ずっとあるわけじゃないかもしれません。
どんなユニットかはわからないけれど、いつか一緒にCDデビューしましょう。
関西だけじゃなく、日本だけでもなく、世界一になりましょう。
あなたが、大きな夢を見続けることを教えてくれたから。
あたしも夢のためにがんばろう、と思えるから。
宇宙一夢を叶えてあげたい、あたしの大好きな人へ。