ジャニヲタと「東京」
ジャニヲタだからという理由で上京して、およそ1年が経った。
何もないド田舎の地元が大嫌いだったから都会に出てきた。
芋ダサい方言が染みついてるせいで1日中標準語を話すと疲れた。
たくさんの路線と本数のある電車を乗りこなすまで時間がかかった。
夏の夜に窓を開けて涼しい風と眠ることもできなくなった。
人は笑うかもしれない。
ジャニーズが好きだから慶應に来た、としか言いようのないこの事実を。
田舎を捨て、家族を置いて、1人この街で暮らすことを選んだわたしを。
どうぞ笑ってください。
TOKYOはいいぞ~!!!!!
一生ここで生きていきたい~!!!!!(大の字)
細かい違いはいろいろあるが、現場数で見ればその差は歴然。
地方ヲタだった間でいちばん多かった高1のときで、年間の現場数は5公演(+松竹グッズ遠征+ピカンチ遠征)。
そのうち東京公演は1回だけであとは大阪公演、つまりJr.の現場(特に舞台)なんてもってのほかだ。
そもそも大阪遠征ですら往復バス代がほぼチケ代と同じなのだ。
現場に行って帰ったら1回EXシアターに入れるし、東京だったら夜行バスが地元に到着する頃には1回帝劇に入れる(計算上は)。
対するこの1年、上京した2017年3月から2018年2月現在までの現場数は、なんと29公演である。
積むのは自分のヲタ活ルールに反するので、自チケや友達の同行、交換や定価でお譲りいただいたもののみ。
それでも1ヶ月で地方の1年間を超える月もあった。(夏は現場。EXとTDCのころはさらなり。)
18時からの公演に入るのに、15時にまだ家で髪を巻いている状況は今でも不思議なかんじがする。
21時に公演が終わって、日付が変わる前にお風呂を済ませてベッドに入っているなんてもはや恐怖である。
都会すげぇ。
ただ、だからこそジャニーズとはいい距離感を保っていきたいし、どんな席でもこの1回の公演に入れるだけで幸せという気持ちは持ち続けていたい。
都会にいればステージの裏側の彼らに近づくこともできなくはないだろうし、わたしがジャニヲタと知ると非ヲタの知人は良かれと思って「○○くんって知ってる?中学の同級生なんだ」「○○くんって人と最寄り一緒なんだけど」と教えてくれたこともあった。
それでもわたしは、歌って踊るステージ上の彼らをいちファンとして見ていたい。
どんな公演もその1回きりで、同じものはひとつもない貴重なものだ。
そしてその公演を今自分がいる座席から見ることができるのは、この世でただ1人自分だけなのだ。(あの世の人は背後霊とかになれば見れる)
自分は何のためにヲタクをしているのか。
ヲタクとしてどうありたいか。
わたしは、ジャニーズが魅せてくれるキラキラで楽しくてちょっぴり切ない、すべてのエンターテインメントを心から愛している。
「楽しくヲタクする」
これがわたしの座右の銘だ。(かなりやばい)
だからこれからも心の定期点検を欠かさず、無理せず楽しく初心を大切に、ここ東京でジャニーズエンターテインメントを享受していきたい。
とここまで書いたけどわたし東京都民じゃないんですけどね!!!
関東なんてどこも一緒だろ田舎の民のみんなァ!!(cv.諸星翔希)
\そうだー!!!/