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シンメ好きに贈る最強の担降り映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」を見た

kurosakikun-movie.com

 

中島健人さん主演の映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」を見てきた。

これは、「シンメ」と聞くだけでよだれと涙が止まらないあなた(引くわ)や、担降りに悩まされたことがあるあなたにぴったりの映画だ。

 

(以下若干のネタバレを含みます)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主人公の赤羽由宇は、最初はキラキラやさしい白王子こと白河タクミに憧れているのだが、徐々に白河のシンメの黒悪魔こと黒崎晴人が気になりはじめる。

第一印象が最悪の黒崎に対して、「あいつなんか!」と思いつつもドキドキしてしまう気持ちを止められず、次第にその気持ちは「白河くんが好き」という気持ちを超えるほど大きくなってしまう。

 

白河担としてやってきて、しかも大事な親友・芽衣子は黒崎担なので、最初は「自分は白河担だ」と言い聞かせる由宇。

自担にファンサ(告白)をもらってうれしいはずなのに、親友の恋を応援したいのに、どうしても黒崎への想いを無視できない。

 

ついに自分がもう黒崎に担降りしていることを認め、同担になってしまうことを芽衣子に謝るシーンは、今までヲタ仲間としてやってきた友に担降りすることを告げるときの緊張を思い出させる。

 

 

また、黒崎と白河の好対照なシンメ感は、シンメをおかずに3杯ご飯が食べられるあたしのようなシンメ好きにはおいしかった。

バスケで2人だけで対決をするシーンがあるのだが、幼い頃からお互いを意識しながら共に成長し、負けたくないけど勝てない相手として認識し合っていたのに、その本音はあえて言うことがないまま過ごしてきた2人の関係性を描いていてとてもよかった。

また、そのとき制服と合わせて履いている靴下まで、黒崎は黒色で白河は白色である。

 

 

ここまで読んで、「おもしろそうだけど岸優太くんはどのぐらい出てるんだろう?」と気になったそこの兄ガチャ大好き芸人のあなた。

 

岸めっちゃ出てる。

なんなら岸くんか梶くんかどっちかわかんないけど、ほぼ岸くん梶くんの記憶しかない。

 

梶が出てくるたびに笑ってしまう劇場のジャニヲタたち。

もう本当に、笑いが止まらないほどかわいくて愉快で愛しいのだ。

黒と白だけじゃ振り幅が激しすぎて疲れてしまう観客を見事に和ませる、とてもいい役をもらえたと思った。

岸優太以外の誰が梶祐介役を出来ただろう。

 

 

 

そんなかんじで(どんな)、ずっと笑っていられるとてもおもしろい映画(エロキュンじゃなかったんかい)*1なので、ぜひ劇場に足を運んでほしい。

 

黒崎晴人と中島健人の境界線がかいま見えるラストシーンにも注目だ。

 

 

*1:劇場の8割を占めていたであろう中島担は終始ため息をもらし、うっとり悶絶キュン♡♡となっていたので、ずっと笑っていたのはあたしぐらいだろう